9月8日

ぐうぐう。

ぐうぐう。

・・・・むにゃ?

ゆっくりと起きあがるTIAMO。うーんとここは・・・。我に返った。そか、夕べは酷い目に

あわされたんだっけ。でもよく寝たからいいや。ふう。むっくりと起きあがる。

今何時だ?。もうすぐ5時になる所。外はもう明るくなりはじめている。

ふと外を見るTIAMO。

TIAMO「・・・・・・・・」

ゴーゴー、ドバーーー

TIAMO「これって・・・・・嵐?(-_-;」

ちょっと外に出てみるTIAMO。うっ・・・・・。すぐ中に待避。うへーもし外で寝てたら

大変なことになっていた。やばかったな。雨も凄いが風も凄い。

まいったね。全身くまなく濡らしてくれる非常に粒が小さい雨だ。もう最低(-_-;

これぢゃ宗谷岬行けないやんけ。断念するのかい(泣)

すぐ側の山の頂上にある風車@風力発電はフル回転。スゲー勢いだし。

気圧も1000だ。駄目だなこりゃあ。宗谷岬はNGとしても撮影はしなくてはいかん。

やべー写るかなちゃんと。駅に向かって猛ダッシュ。うわつめてーーー。

バシャバシャ、ふう着いた。近くてよかったぞ。でもまだ閉まって・・・・

「ガシャ」

丁度駅員がやってきてカギを開けた。オッケーナイスタイミング!。

中に避難するTIAMO。荷物を置いて早速撮影するとしよう。

・・・・はて?最北端の証は一体何処に?。モニュメントは絶対にあるはずなんだが、

この駅に関しては知識がない。ホームの中にはなかったように思ったのだが。

どこだ?。うろうろする。あ、これか!。発見。なるほど線路のトコか。それもそうだな。

さて、カメラとりに戻ろう。バシャバシャバシャ!

うひゃたったこれだけ動いただけなのにびしょ濡れ天使だよくそう。

これじゃレンズが濡れちまう。少し様子を見て撮影することにするか。

じっと待っていると雨が少し収まってきた。よしここだ。ダッシュで外に向かうTIAMO。

よしよしいいぞ。暫くいい子でいてくれハニー。懐からカメラを取り出し撮影。

稚内駅

なんとか撮れた。だが銀塩の方は無事に撮れているかどうかわからないな。

これで全ての紋章が揃った訳だ。ふと空を見上げるが天空からの使者などやってくる訳がない。

目に入るのは雨粒だけだ。さて戻ろう(-_-)/。しかし全部揃えたというのにこの天候。普通は晴れるもの

ではないのかい。よりによって大嵐。これじゃあ呪われたアイテム揃えたみたいぢゃないですか(-_-;

折角のクライマックスだというのに冷たいなあ。ふん(-_-;

・・まあいい。ぐち言ったところで始まらない。これからの事を考えるとしよう。

再び待合室に入る。ふと見るとなにやら大北線の写真を沢山展示してあった。

大北線って何?ってよく見ると納得。なるほど音威子府にあった跡はこれだったのですな。

ぶらぶらしていると記念入場券が売っているのを発見。「日本最北端の駅到達証明書」

なるほど。¥320で入場券2枚付き。これは良心的価格。

なんとなく買ってしまったが、こんな紙っぺらどうやって持ち帰ったらいいのか

何も考えてなかったTIAMO(笑)。新聞紙の間に厳重に挟んでリュックのノートPC入れの部分に

押し込んだ。なんとかちゃんと持って帰れそうだ。よかった(^^;

開店したばかりの立ち食いうどんで朝食。ふむ北見と一緒か。

さあ、これからどうするか考えないとけないな。この調子じゃ宗谷岬には行けない。

午後の札幌行のバスにしようと思ったが、この調子じゃ回復するとはとても思えない。

午後便迄ここで様子見るなんてアホらしいことやる気がしない。俺はいやだ。

それに最後のツメが天の配剤で頓挫してしまうのは実にTIAMOの人生らしくてよいではないか(笑)

またここに来る理由にもなる。珍しく前向きなTIAMO。

そういう訳で¥5750払ってとっとと乗車する事にした。バスも撮っておこう。画像はこちら

という訳でバス乗る。うわガラガラ・・・・(^^; TIAMOの他1名。こんなものなのか?

出発。TV・音楽・トイレ付きの豪華なバスだがいかんせん乗客が・・・・

結局4人しかいなかった。いずれ廃線だな(^^;。つーか運チャン乱暴デス(-_-;

乗り午後地悪いよ。お次のターミナルというか、すぐ近くのニッポンレンタカー前に停車。

4名様御案内。もう外は完全に日が昇っているはずだが、空はダークグレー、

強風大雨波浪注意報発令中である。ヒマだし寝ちゃうか。お馴染みの

イアウィスパーとエア枕を取り出しセットアップ。よし。寝よ。

ぐうぐう。

ふと目が覚めた。時計を見るとまだ1時間しか経過していない。

どこだここ?。雨は・・・止んでるみたいだ。うーんだけど全然わかんないな。

少し走るとまた凄い勢いで降り出す。どーなってんねんこの天気(-_-;。風が凄い

車体が振られる。ちとビビるTIAMO。おや?

バスは道の駅に吸い込まれて行った。どうやらここで休憩を取る様子。

しかしちょっとでも外にでたらまた濡れネズミになってしまう。車内から地図らしきものを確認。

・・・・遠別?。どこだそりゃ(^^;。聞いたことないなあ。地図を見るとどうやら

海沿いらしい。ふむなるほど。ということはこれから海岸沿いに走る訳だな。

再び出発。走り出すと間もなく海岸に出た。ほほう、これがオロロンラインといふ奴か?

はものすごく荒れているぞ。この嵐じゃ当然だが。でもこの道のイメージと

この荒れっぷりはなんとなく合っている気がするな。

・・・でもちと荒れすぎかも。なんか波かぶりの席なんですけどここ(-_-;

海にびびりながら洋画を見る。なんだこりゃ知んぞこんな映画。他にすることもないので

ひたすらボケッと見続けるTIAMO。

・・・・ぐうぐう。

・・・ハッ!?

寝てしまったようだ。つまらん映画を見ると眠くなるのは人類共通の生理現象なんだろうか。

回りを見渡すと「留萠」という看板が至る所にある。ふむ留萠か。地理的に考えると

このルートをプラスするとなんとなく北海道を一周してることになるな。いい選択だったかも。

しかし見るべきものなどない。相変わらずの大雨で窓は雨粒だらけ。撮影もできない。

また寝ちゃお。いいや別に。ぐうぐう。

10:30、目覚めるとサービスエリアにいた。どうやら寝ているうちに高速道路に入った模様。

ここはどこだ?。砂川SAとな?。知らないな。どのあたりなのだろう。

なんかは雨降ってないし。雲はどどめ色だが、地面は濡れてない。

うむ?稚内で待っていたら止んだのかもしかして?。でも午後便には間に合わないな。

まあいいや。死んだ子の歳は数えない主義だ。

とりあえずトイレ行って水分でも補給しとこ。

ふうすっきり*^^*

お茶を買ってバスに戻ろうとした時、TIAMOは我に返った。

しまったカメラ置き忘れた! (゚O゚;)

大不覚。猛ダッシュでトイレに戻るとうっ・・・・・無い!。がぁぁん。終わったか俺の人生(TT

青ざめるTIAMO。すると一人だけいたヲヤジが用をたした後、のっそりと動き出した。

・・その場所にありやがった(-_-;。おいおいおっさん、紛らわしいトコでせんといてくれ(^^;

なんで便器沢山あるのにカメラ置いてあるトコとこわざわざ選ぶねん(笑)。

ふうよかった。一安心。気が付いてよかったぞ。出発してからだったらもう終わっていた。

あぶねあぶね(-_-;。気をつけよう。

S・A出発。雲の切れ目から太陽が出てきたぞ。いい感じだ。撮影

のんびりと高速を走るバス。もちろん北海道の一般道路を走る普通車よりも遅いのは

言うまでもない。お、岩見沢の看板だ。やっと知ってる名前が出てきたぞ。

すると札幌迄もうあと少しではないか。この調子で晴れてくれれば言うことはないな。

・・とか思ってるとまた雲行き絶不調。気圧999mb。駄目だこりゃまた降るな(-_-;

12時10分、無事札幌着。のそのそと降りる準備を始めるTIAMO。

TIAMOはその辺の空いてる席に荷物をばらまいている(^^;

ちと撤収に時間がかかる。・・どうやら運転手は短気な様子。せかしてくる。

仕方ない、パパパと撤収を完了し、立ち上がった。しかしこの時まだ座席に

座っていたまま身動き一つしなかった乗客が一人いたのだ。寝ていた訳ではない。

バス最後尾に座っていた女性だ。実はTIAMOとこの女性の間には

TIAMO(アンタ先降りろよ)

女性(いや先に降りるのはアンタよ)

という戦いが水面下で存在していたのである(笑)。

降りながら様子を伺うTIAMO。TIAMOが降りると同時にゆっくりと立ち上がった。

やっぱりな(笑)。何してんのこの人。荷物もろくに無いのに意味不明な人だな(^^;

するとTIAMOが下車したとたんにバス急発車。一気に加速。行ってしまった。

どうやら女性は全く動いていなかった為、運転手に認識されていなかった様子。

あーあ(笑)。これはTIAMOも予想外の展開(^^;。女性が慌てて動きだすのが見えた。

バイバーイ(;-_-)/

暫く後を見ていたがバスは止まる様子もなく行ってしまった。

どうなったんだろう(^^;

・・・さて、妙なイベントがあったが早速撮影するとしようか。

しかし、だめだなここ。工事中でゴテゴテ。撮影なんかできやしない。くそ反対側迄

歩きかよ(-_-;。遠いんだよ向こうは。ぶつぶつ。などと渋々向かうTIAMO。

歩く。おー流石に駅舎デカイな札幌駅。反対側に到着。撮影

終了。次にするべき事と言えば・・・当然風呂だな。うむ。

洗濯もしたい。早速タウンページで検索。ふむ。北7東3に発見。近いな。

北海道の街は大抵碁盤の目のように道路が走っているので非常にわかりやすい。

方角をPROTREKで確認して出発。

・・・・ふむこの辺りだな。うーん見あたらない。ちょいと地元の人に聞いてみるか。

すぐ判明。一本足りなかったようだ。早速行ってみると・・・あったあった。

うわ〜ふる〜(^^;。レンガ造りだぞ。しかしどう見ても洗濯は出来そうにないな。

大体、ワテの人生、このようにすんなり行くと必ず落とし穴があるもんだ。

そう、

やってません(-_-;

今は13時。やっぱ早いよな普通。みると営業開始は15時からの様子。2時間ヒマに

なってしまったな。それじゃあコインランドリーでも探しにいこ。

ひたすら探す。地元の人に聞きながら探すが知らないと言う。

これってこの土地には無いのかも?と思いつつ民宿が固まってる周辺を探索。

てくてく。はぁはぁ。お、フロめっけ。もちろんやってない(笑)。

つーかさぁ、クリーニング屋は沢山あるんだけど。どーゆーことですか札幌さん。

旅館とかマンションとか団地とかの周辺を探すがクリーニング屋ばかり。目の付け所は

間違ってないはずなんだが。ヤベ汗出てきたよ。最低(-_-;

まだ探すTIAMO。またもや銭湯発見。当然やってない(-_-;

うーむTIAMOの住んでる土地は銭湯とコインランドリーは一体なものなのだが・・・。

ここでは違うようだな。まあいい。探すしかない。しつこく探すTIAMO。

しかし、90分程歩いたところでいきなり大雨が(-_-;

こんな住宅地でどうすりゃいいの全く(泣)

軒下に緊急待避。にわか雨で終わってくれる事を祈ろう。うわー凄い降りだ。

まいったなこりゃあ。とりあえず日記でも書くか。ま、今日の雨のパターンなら

待ってればやむだろそのうち。時間は朝までたっぷりとある。最悪でも明日の夜の

ミッドナイトで帰れることが出来る。今のところミッドナイトで帰るつもりはない。

札幌〜函館を夜行で行ってしまうのはかなり勿体ないような気がしてきたからだ。

昨日寝る前にも書いたように、朝1番の列車を使って函館方面に向かえば

その日のうちに八戸迄行けてしまう。そうすると明後日には三陸沿いを回る事が出来る。

追加料金は必要だが、あの辺りの線を通る機会は二度とないような気がするので

行ってみたいのだ。かなり予定表通りには進んでないな(笑)。結構追加料金だしちゃったし。

ま、この際だからいいか。楽観的なTIAMO。

お?陽が出てきて小降りになってきたぞ。そろそろ行こう。

時間的にもう洗濯は無理だ。飯喰ってからフロ入ろう。

(飯中。もぐもぐ)

(フロ中。ザーザー)

ふうすっきりした。始まったばかりだってのにもう爺さんが4人も入ってたぞ。

15時丁度に滑り込んだというのに(笑)。

さて、行くか。今日は札幌の街を見て回ろう。コインロッカーに荷物を預けて出発。

うろうろする。

さらにうろうろする。

さらにしぶとくうろうろする。

なるほどこんな感じなのか。ススキノって妙な所だな。普通は業種別に棲み分けが

出来てるもんだが、ここはぐちゃぐちゃだ(笑)。それにしてもポン引きがウザイなここは。

男にナンパされる覚えはないぞ(-_-;。

結局16時〜22時迄南エリアで過ごした。何をしていたのかは・・・・

内緒!(笑)

画像はこれだけ(^^;。大通り公園夕方&時計台夕方

22時30分、札幌駅に戻った。コインロッカーから荷物を引っ張り出した後、待合い場所へ。

特にすることはない。ひたすらボケッとするが、24時になると閉鎖のアナウンスが。

へいへいわかってますよ。出ればいいんでしょ出れば(笑)。

昨日の稚内に比べればかわいいもんだ。向こうは風雨はしのげなかったがこっちは

天井がある場所は確保出来た。厚めに新聞を敷いて寝床をセット。

寝袋に潜り込む。周囲を見ると駅寝組はかなりいる様子。20〜30人はいるか?

さて寝よう。今日は短かったな。ま、1日ぐらいこんな日があってもいいだろ。

ぐうぐう。

 

−9月8日終了−

本日移動距離・・・・多分350kmぐらい(笑)。